ミャンマーの健康保険制度
まずは、ミャンマーの健康保険制度について、簡単にお話しします。
法令上、健康保険は、
社会保障法(2012年)
とその下位規則に根拠があり、
従業員5名以上
の会社には、従業員の健康保険加入が義務付けられています。保険料は、会社と従業員が半分ずつ負担します。
健康保険に加入していれば、自己負担なく医療サービスを受けるなどすることができます(※ただし、全ての病院が対象というわけではありません。)が、そうでなければ、そのような保障が受けられません。
今回の新型コロナウイルスの影響で多くの失業者が出てしまい、このままでは、
多くの人がこれまでのような医療サービスを受けられない
という事態になってしまうのです。
失業と健康保険
ミャンマーでは、会社を退職してから一定期間(それまでの健康保険加入期間によりますが、最大で6か月となっています。)を過ぎると、健康保険による保障を受けられなくなってしまいます。
そこで、ミャンマー政府は、新型コロナウイルスにより失業してしまう労働者のための救済措置を講じました。
次回は、具体的にどのような救済措置がとられているのかについて、ご紹介したいと思います📚