海外向け未収金の管理

今回の新型コロナウイルス対応のようなものがあると、ついそちらに気を取られてしまい、重要な通常タスクを見落としてしまいがちです。

リモートワークへのシフトなど根本的な見直しが迫られ、常に状況の変化に神経を尖らせておかなければならないという環境下、それでも抑えるべきところは押さえておかなければ、会社は取り返しのつかない大きな損害を被ってしまいます。

 未収金の時効管理

は、その重要な通常タスクの一つです。

これから数回にわたり、注意喚起を兼ねて、「未収売掛金の時効管理」をテーマに取り上げます。

特に、海外の取引先に対して売掛金がある場合、

日本と時効期間が違っていたり

 時効を中断(更新)させるための手続きが違っていたり

・・・ということで、漫然と時効を完成させてしまうというリスクが高まります。

各国の時効制度のポイント押さえ、適切に債権を管理できるようにしておきましょう。

外国の制度と比較いただけるよう、次回以降、まずは日本の時効制度について簡単におさらいしたいと思います。